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酬恩庵 一休寺

酬恩庵は、とんちの一休さんのお寺として知られている臨済宗大徳寺派の寺院です。鎌倉時代に大應国師が中国の虚堂和尚から禅を学び、帰朝後に禅の道場としてここに建てたことが始まりといわれています。その後、戦火で荒廃していたものを、六代の法孫にあたる一休禅師が1456年に再興し、師恩に報いるという意味を込めて酬恩庵と命名しました。通称一休寺とも呼ばれており、木像の一休宗純や枯山水の石庭が有名です。

大御堂観音寺

大御堂観音寺は、天武天皇の勅願により義淵僧正が創建した真言宗智山派の寺院です。繰り返し火災に見舞われ建物のほとんどが焼失し、大御堂だけが1953年に再建されました。国宝に指定されている十一面観音立像は、一木式木心乾漆造の漆箔仕上げによる奈良時代彫刻の名作で、開基時の良弁僧正の仏像だといわれています。

飯岡の茶畑

小高い丘陵地に広がる飯岡の茶畑では、400年以上前から続く伝統手法の被覆栽培を取り入れています。新芽の生育時には、茶園を遮光資財で覆い光を遮断することで鮮緑色に変化し、独特の芳香やまろやかな旨味、甘味のある上質なお茶をつくります。周囲の水田や上部の集落という垂直配置が特徴的な景観は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」のひとつとして認定されています。